ロゴの種類を選ぶ
ロゴには、大きく分けて6通りあります。抽象ロゴ、ワードロゴ、頭文字ロゴ、エンブレムロゴ、ピクチャーロゴ、キャラクターロゴです。どれも絵ですが、その意味は非常に様々です。
製品やサービスを具体的にキャラクターロゴにするものもあれば、企業の使命や概念を象徴的に表現するものもあります。ロゴを検討するときは、使用目的や事業活動、ターゲットとなる顧客について深く理解してロゴの種類を選択することが先決です。
商標権の低触の危険性をなくす
商標登録には、文字商標、図形商標、記号商標、立体商標とそれらの結合商標があります。 図形登録は、かなりの分類と数があって、例えば「一つの三角形」で検索すると現在では、16,570件もの登録があります。
ここ60年間、非常に多くのロゴが作られているので、だれにでも理解できる形や文化的シンボルなどまだ使われていないものを見つけることは難しかったりするのが現状です。 商標の調査を行わないで制作をしてしまうと、知らず知らずのうちに商標に抵触してしまう危険性が高いので制作前の下調べが重要です。
ロゴの発想と過程をしっかりと踏む
良いアイデアを得るために多くのアイデアを出すのが早道かもしれません。でも、量が質を保証してくれるものでもありません。ロゴを作るためにデザイナーは、打ち合わせ、リサーチ、アイデアスケッチ作成、テスト、修正、改良と制作の過程を踏んでプロジェクトを完成させます。
この過程こそが効果的なロゴを作るために欠かせないステップになります。このステップの基準をテーマ、コンセプトに置くことで、アイデアの改良と展開が可能になり、素晴らしい解決策に到達することができます。ロゴの発想はテーマ、コンセプトを明確にしてしっかりとプロセスを踏むことが最も大切なのです。
色に左右されないロゴにする
色の選択は、好みだけでなく、理由をもとに色を選ぶことがポイントです。また、色はトレンドに左右されることがあるため、色が変わってもロゴが活きるようにする必要があります。
最初の段階で色をどうするかは考えずに、まずはロゴのデザイン案を完成させましょう。ロゴの色を考える段階になったら、ロゴの色が企業のブランドカラーになるので、それも視野に入れて検討することが重要なポイントです。
書体の性質を知る
日本語の文字は、「明朝体」と「ゴシック体」に大別することができます。欧文の文字も、日本語と同様に2つに分けることができます。この2通りは「セリフ書体(明朝体)」と「サンセリフ書体(ゴシック体)」と呼ばれています。
「サン」はフランス語で「ない」セリフがないという意味です。セリフ書体は文書的、サンセリフ書体は世界中のサイン・システムで使われています。またセリフ書体は伝統的だとみなされることがよくあり、サンセリフ書体は現代的だとみなされます。書体を選ぶときは、文字の性質を理解してマークとの一貫性のある書体を選ぶことがポイントです。