投稿日:2016.6.18 最終更新日:2020.6.22
ブランディングデザイン専門家 春山瑞恵
商標登録のありなしを確認したいときは、特許庁の「特許情報プラットフォーム J-PlatPat」で登録の図形、商標名、称呼等の出願・登録情報を調べることができます。調べ方は、3つの方法があります。簡易検索、称呼検索、図形検索です。
これからロゴを導入する場合や、商品名、社名など検討している場合には、事前に確認してトラブルを未然に防ぎましょう。ネーミングを考えたり悩んだ時にも、称呼検索すると参考になるので利用してみてください。
それでは、調べ方について簡単な簡易検索から順に説明をしていきます。
商標登録を「簡易検索」から調べる
簡易検索は、公式サイトのトップページにある検索欄にキーワードを入力すると、キーワードに関連する称呼と図形がまとめて一覧で調べることができます。
「商標」にチェックボタンを選択して、調べたいキーワードを入力します。
例えば、地球のマークを調べたい場合、「地球」を入力して検索すると、地球で登録した称呼と図形の登録情報が一覧画面に表示されます。
検索結果の一覧が表示されます。
商標登録を「称呼検索」から調べる
会社名や商品名など呼び方で調べます。「商標検索」から全角カタカナで入力します。検索するとヒット件数が出ます。似た言葉の一覧が出ますので同じものがないかチェックしましょう。
もし同じ称呼があった場合は「区分」を見ます。区分とは、特許庁が45種類に商品や役務(サービス)を区分けしたものです。商標登録の出願をするときは、区分を選んで登録するため、同じ区分に同じ称呼の登録はできないことになります。
区分を調べる場合は「図形等分類表」で確認してください。詳しい区分は特許庁ホームページ「商品・役務を指定する際の御注意」をご覧ください。
商標登録を「図形検索」から調べる
図形検索から調べる場合は、「図形等分類表」の分類コードを入力します。分類コードとは、図形イメージをコード化しているものです。分類コードは特許庁の「図形等分類表」をご覧ください。
例えば、星のマークを調べる場合、
1.1.1 星
人気の図形を検索するとヒット件数が何千とあり、多すぎて一覧を見ることができません。検索結果が3000件を超えると表示できないので、検索のヒット件数が多い場合は、さらに分類コード入れて範囲を絞り再度検索します。
例えば、星と月のマークとします。
1.1.1 星
1.7.1 三日月
1.1.1 を入力した後に、項目を追加して2つ目の分類コード 1.7.1 を入れます。
範囲を絞った検索結果の一覧が表示されます。
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